


子どもの本気は、
大人の本気で引き出せる
Q
先生が大切にしている教育観について
教えてください。
私が大切にしているのは、
「自分で決めること」「生み出すこと」
「話し合うこと」です。
言いかえると、自律・創造・対話の3つです。
これからの社会では、正解がひとつではない
課題に向き合う力が求められます。
だからこそ、周りに合わせるだけではなく、
自分で考え、選び、対話しながら
前に進む力が必要だと感じています。
ただ、学校生活の中では、
「自分で決める経験」や
「対立を乗り越える経験」が不足しがちです。
だから私は、子どもたちが自分の
「好き」や「やりたい」に出会い、
自ら選んで挑戦できる環境を
つくりたいと思っています。
そのために大切にしているのが、
リアルな経験と多様な人との出会いです。
実際にやってみて、悩んで、対話しながら
解決していく経験こそ、
子どもたちを大きく成長させると感じています。
Q
子どもたちにどんな力を身につけてほしいと考えていますか?
「自分自身で豊かな人生を歩んでいく力」
を身につけてほしいと考えています。
成長することがゴールではありません。
大切なのは、自分で人生を選び、
自分の力で切り拓いていけることです。
そのためには、自分で決める経験と、
対立や葛藤を乗り越える経験が欠かせません。
うまくいかないときに誰かのせいにするのではなく、
「自分はどうしたいのか」を考えて
行動できる力を育てたいと思っています。
また、多様な人と対話しながら、
よりよい答えを見つけていく力も大切です。
そうした力を持つ子どもたちが、
これからの社会を支えていくのだと思います。
Q
子どもたちとの関わりの中で、
印象に残っていることはありますか?
「先生はどう思う?」「先生はどう考える?」と、子どもたちが自分の考えをぶつけてくれる
場面が増えていったことが、
とても印象に残っています。
また、「挑戦してよかった」
「自分に負けずにやりきれてよかった」
といった言葉をもらえたことも、
強く心に残っています。
中でも、「いつも笑顔で話を聞いてくれて嬉しかった」
という言葉は、自分の関わりを
見つめ直すきっかけになりました。
私は、子どもたちの考えを評価するのではなく、
まず受け止めることを大切にしています。
そうした関わりの積み重ねが、
子どもたちにとって「自分の考えを出していい」
「挑戦していい」と思える
安心感につながっていたのだと感じました。
だからこそ、安心して話せる環境や
対話の積み重ねが、
子どもたちの挑戦を支える土台になるのだと、
改めて実感しています。
Q
これから目指していきたい教育の形を教えてください。
これからは、子どもたち一人ひとりが
「自分の好き」や「可能性」に出会い、
それを社会とつなげていける場を
つくっていきたいと考えています。
多様な人と出会い、リアルな経験を重ね、
その中で自分の価値観を磨いていく。
そして、対話を通して他者と協働しながら、
新しい価値を生み出していく。
そうした経験を通して、子どもたちが
自分の人生を自分で選び、
豊かに歩んでいけるようにしたい。
そのために、これからも大人である
自分自身が本気で挑戦し続けたいと思います。
子どもの本気は、大人の本気から
生まれると信じているからです。




※ボランティアスタッフ
髙橋 弘樹
代表 | クリエイティブ
岐阜県大垣市生まれ。広告代理店や自動車ディーラーでの営業を経て、現在は株式会社COLORの代表として、幅広い企業と取引を行う。世の中には、たくさんの仕事があり、それぞれの人が誰かのために懸命に働いている。その姿を 、子どもたちに伝えたい。子どもたちの知見を広げ、新しい可能性の芽を育てたい。そんな想いから、「子ども放送局プロジェクト」を立ち上げた。子どもと企業をつなぎ、“働くことの意味”や“地域で輝く大人の姿”を学ぶ機会を届ける。
竹内 一裕
専任講師 | 教育プロデューサー
愛知県豊田市生まれ。小学校教諭を経て、子どもたちが“本気”になる瞬間に立ち会うたび、教育の力が人生を変えることを肌で感じ、子どもたちの可能性をもっと広げたいと強く願うようになった。「子どもの本気は、大人の本気から生まれる」を信条に、自ら決め、生み出し、違いを乗り越える経験を通じて、子どもたちが「豊かな人生を自分で選択 できる力」を育める環境を、本気でつくり続けている。
柴原 良士
クリエイティブディレクター

